2013年6月17日月曜日

2013 千歳JAL国際マラソン



今年も昨年同様前日に千歳入りし、ゼッケンをもらう。
風は強いが、去年ほどではない。

後半でのガソリン切れになどのうたい文句で、各種ドリンク、アミノ酸などが売られていた。
1000円完走セットをためしに買ってみた。

夜は親子丼、当然ご飯大盛りとした。
夜食に団子と赤飯おにぎり。これで炭水化物の補給はばっちり。

これまでを振り返って、すべては万全で、どこにも不安はない。
そして、11時就寝。


夜が明け、札幌から千歳市内の駐車場へ。さんざん待たされた挙げ句、満車で入れないときたもんだ。去年より参加者が増え、駐車場が足りなくなったのか。
仕方なく近くの某電気店の駐車場へ。


レース開始は1020分。
ここで最後のドリンク 高カロリー“トップ10”を流し込む。
とてもまずくて、吐きそうになる。
やたらに甘く、口の中がべとつく。


天候晴れ、気温20℃。昨年は12℃だった。
コースはダートと砂利が8割、最後の2割が舗装である。高低差は150m。実はかなり難コースだということが分かった。


スタート前、ファミリーの応援のため早めに集合場所へ。
そのまま並ぶことになったので、かなり前の方に位置することができた
すると川内優輝選手が登場し、おどろくほど間近で見ることができました。
脂肪のない体と、鍛え上げられた下半身の筋肉が見える。
格好いい。


また名前を忘れましたが有名女性マラソンランナーがMCを。
そのなかで、「いいですか、フルマラソンは我慢です。我慢ですよ。30km過ぎまで我慢です。フルマラソンは12.195kmだと思ってはしってください」


そうかフルマラソンは12.195kmか。
スタート直前に目から鱗が落ちた。


号砲から予定通り500秒をしかりと刻んだ。どんどん抜かされていくが、気にせずマイペースで。
10km過ぎから暑さが気になり始めた。
スポンジを受け取り、水をかける。
30kmまでは我慢だ。」何度もそう自分に言い聞かせる。
抜かされても気にせず、しっかり自分のペースを維持する。


折り返しを通過し、下りが始まる。
ここも無理は禁物だ。
息は切れないが、知らないうちに脚に負担がかかる。それが下りの怖いところだ。


いよいよ30kmを通過。
ここからがマラソンだ。
予定通りペースアップ
32kmをすぎると道はそれまでの下りから平坦に、そして待望のアスファルトに変わった。
ペースは落ちない。「30kmの壁はクリア」そう心中でつぶやいた。遅れる者、走ることをあきらめてしまうものが現れだした。
「よし、ここから挽回だ」
どんどん追い抜きにかかる。
35kmの壁もクリア」


あと5kmをジャスト25分で走れば自己ベスト更新だ。希望が見えてきた。できる、いける。


ところが40kmをすぎてから急に脚が重くなった。
大腿四頭筋が悲鳴を上げている。
こうなるともう自分の言うことは聞いてくれない。
脚は脚で断固走ることをボイコットしている。
ほぼキロ6分ペースまでダウンしてしまった。
這うようにゴールした。


結局時計は3時間3812秒、残念ながら昨年より3分遅い結果だった。
昨年より暑かったことは確かで、平均タイム昨年より遅いと思われる。


今回勉強になったのはフルマラソンの戦い方が分かったことだ。
当然練習でもそれを意識しなくてはならないのだが。
マラソンは12.195km


神頼みで思わず買ってしまったサプリメントだが、効果など全くなかった。

だいたい止まって、ゆっくり飲んでいる余裕なんてない。

己の肉体を信じて走れ!













2013年6月3日月曜日

2013 千歳JAL国際マラソン プロローグ



季節はぐるぐると回ります。雪が溶け、桜が散り、またマラソンの季節がやってきました。



昨年は北海道マラソン直前で殿部を痛め、不完全燃焼のままシーズンを終えました。


ですから今年は全力で走りきりたいという思いがことのほか強くあります。


その一方で42kmを走ることができるのだろうか?という不安が頭の片隅に残っています。



不完全燃焼の鬱憤と怪我の不安を振り払うかのように、5月はひたすら練習に明け暮れました。


1ヶ月で300km走り込みました。決して無理はせず、筋肉痛が残っているときはジムでのトレッドミルで心肺機能を強化しました。


最初の頃トレッドミルは無意味な練習だと感じていましたが、筋肉にたまった乳酸を除去するのには効果的であるよう思います。1時間ひたすら台の上で走り続けることはとても辛く、苦しいことです。ハーフマラソン程度の精神力が必要だと思います。


トレッドミル翌日はなぜか足が軽く感じられます。


LSD 30km3回。最後は残り5kmでビルドアップできるまで脚が仕上がりました。ただ怪我の不安から40km走はやっていません。


でも思い残すことはない、できるだけのことはやりました。


さあ、千歳へ Let’s go